7月6日のブログで紹介した「GEWA社 ヴァイオリンケース」のお客様より
持ち手に使用されてるプラスチックの強度について、お問い合わせをいただきました。
仕入れ先に、問い合わせてもらった所。
「製造元は、廃業して資料は残ってない」と、残念なお知らせでした。
まあ、素材がプラスチックなので。
使用状況・環境・年数 によって、予想の 耐用年数 や 対荷重 は変わってくると思っています。
であれば、
プラスチックに補強を入れて、強度を増せば良いんじゃないか?
と
判断しました。
これなら、プラスチックの イボ が突然折れたとしても
ステンレスの棒が踏ん張ってくれるので、安心です。
ケースの中に入ってるのは、奏者にとってはかけがえのない相棒とも言える 楽器のヴァイオリン。
持ち手の破損で、ケースを落下させて衝撃をあたえてしまう事は
万が一にもあってはいけないと思っております。
なにより安心して使ってもらい、演奏に集中してもらう事が第一です。
今回は、お客様の問い合わせから 持ち手の補強に至りましたが
楽器ケースの修理について
改めて、見つめ直す良い機会を与えていただいきました。