この度、 ACAハセガワ 様から
「荷物を整理するので、必要なものがあったら。引き取って、役立てて欲しい。」
と、連絡が入りました。
革の世界に入って、今年で２７年目ですが。
鞄業界の事は、知らないに等しいので 調べてみた所。
明治５年 創業 １５０年以上の歴史のある会社でした。
詳しくは、下記の【 ハセガワの歴史 】をご覧ください。
書籍を中心に、段ボール箱４箱分 いただいて参りました。
教室に置いてありますので、ご覧ください。
昭和皇后様の御使いになられたファーマルバッグのレプリカです。
会社沿革
| 明治5年(1872) | 長谷川幸次郎、 『長谷幸』を駒形町で創業 |
|---|---|
| 明治10年(1877) | 浅草旅籠町2丁目で札入れ、ガマ口を発明「西洋風嚢物製造業」を開始 |
| 明治12年(1879) | 長谷川富五郎、元鳥越町に『長谷富』創業 |
| 明治17年(1884) | 鹿鳴館でオペラバッグ流行、ハンドバッグの先駆者となる |
| 明治20年(1887) | 小島町に移転 |
| 明治42年(1909) | 日英博覧会にて鴨居エイ、優良女工として表彰される |
| 明治43年(1910) | トランプ型弗入れ、同業組合より新案権を付与 |
| 明治43年(1910) | 『長谷幸』『長谷富』合併 |
| 大正3年(1914) | 東京大正博覧会で輸出用袋物各種出品銅牌受賞 |
| 大正11年(1922) | 平和記念東京大博覧会にて閑院宮よりハンドバッグのお買い上げを賜る |
| 大正12年(1923) | 長谷川五郎、店名を『長谷川嚢物製作所』に改称 |
| 昭和2年(1927) | 本店舗竣工、店名を『長谷川五郎商店』に改称 伊勢丹の仮口座開設 |
| 昭和3年(1928) | 三越・銀座松坂屋に仮口座開設 |
| 昭和4年(1929) | 三越・松坂屋・伊勢丹・白木屋に本口座開設 |
| 昭和8年(1933) | 上野松坂屋でイニシャルバッグ販売 |
| 昭和10年(1935) | 長谷川五郎東京嚢物具製造販売同業組合組長選任 |
| 昭和12年(1938) | パリ万国博覧会にて金牌受賞、平成１８年前後にして品物の形が判明 |
|---|---|
| 昭和13年(1937) | 長谷川五郎、東京袋物工業組合理事長選任 |
| 昭和14年(1939) | 『合名会社長谷川五郎商店』に改組 |
| 昭和15年(1940) | 長谷川五郎 東京袋物卸商会組合理事長選任 商工組合連合会理事長 |
| 昭和16年(1941) | 『長谷川合名会社』に改称 奉天に『合名会社長谷川工蔽』設立、 |
| 昭和16年(1941) | 長谷川五郎、日本袋物卸商業組合聯合会会長選任、昭和１８年前後、国民学校一年生用ランドセル用の革を配給申請を陸軍省資材担当部署に掛け合いに出かた。 |
| 昭和20年(1945) | 長谷川五郎、東京都袋物施設組合理事長選任。奉天の三和工廠と変更されていた、会社はソ連軍満洲進行により、解体され、現金をかき集め、すべて、従業員（満洲在住朝鮮人、漢人を含む中国人、モンゴル人等国籍を問わず退職金を支払い、会社を解散、このことが地元の皆に感動を呼び、引き上げまでの世話をリレー式で世話をしていただいた。店主長谷川五郎の思想が大きな成果を表した。差別待遇をしてこなかったことがいかに人を動かすかの例として四代目にも伝えられた。 |
| 昭和21年(1946) | 小島町に仮店舗建築、店舗使用面積５坪ほどであった。 |
| 昭和29年(1954) | 積水化学の極めて初期にできたプラスチックを小判型のバッグ”に作り、ジュエルバッグ”と呼称してハセガワが大キャンペーンを繰り広げ販売した。 この年、家族名すなわち苗字”ハセガワ”を登録商標申請、特許庁から却下。 |
| 昭和32年(1957) | 『長谷川合名会社』資本金1000万円に増資 |
| 昭和33年(1958) | 長谷川五郎、紺綬褒章受章 |
| 昭和35年(1960) | 『ハセガワ』という名前で商標登録を取得～製造者責任の先駆けとなる昭和29年に、長谷川五郎は『ハセガワ』という名前で商標登録を申請 しかし当時は、『長谷川』の名前を使っている袋物商が6軒あり、商標登録は却下される 『ハセガワ』の商標登録取得の動機はメーカーの製造責任をはっきりさせる体制を作り、商品のクレームは作る者が負う事を主張、 昭和35年1月28日 東京高裁で判決、勝訴した。『ハセガワ』という苗字でトレードマークを取得 |
| 昭和37年(1962) | 株式会社ハセガワ』設立 長谷川栄次郎、社長就任 |
| 同年12月10日 | 取締役会長長谷川五郎死去 特旨を以って従六位に叙せられる。翌年１月８日勲六等瑞宝章を追賜される |
| 昭和41年(1966) | 本社ビル第一期工事竣工 |
| 昭和64年(1989) | 「ハセガワ物語」出版(110年史) 出版、お取引先、仕入れ先、関連団体五、ハンドバッグ協会幹事会社会員に配布、公共図書館に寄贈、 |
|---|---|
| 平成17年(2005) | 株式会社ハセガワは営業停止。その後、ACAハセガワでハセガワ商品のアフターケアを本格的活動開始 |