時に、修理をする事もあります。
量産品の作り方や芯材に何を使っているか、どういった所がどういった理由で壊れやすいのか勉強になります。
今回は紳士用鞄の「持ち手」の革の張り替えです。
素材は「プラスチック」の時もありますが、今回は「鉄」でした。中は軽量化の為、空洞になっています。あまり広げると金属疲労で折れる事があるので、必要以上は広げません。
革かと思ったら「合成皮革」でしたね。中央の仕切りの部分は、厚紙が使用してありました。
鉄製の芯にノリがべっとり付いていたのでシンナーに漬けて、布でぬぐい取ります。
で、ツルツル。
持ち手芯と革にノリを塗布します。
浮きが出ないようにしっかりと張り込んでいきます。
キワの部分は角ベラで隙間なく接着。中央の芯は、磨きの事を考えて革に変更しておきます。
ここまで来れば、あとは余分を切り落とし。
貼って縫って終了。となります。
□ 修理期間:2週間〜3週間
□ 修理費用:¥11,000(税込)
◯ 期間・費用は、作業状況・修理度合いによって変動しますので、あくまで目安としてお考えください。