この度、【 持ち手の交換 】 でお持ち込みされた鞄。
JIMMY CHOO （ジミー チュウ）の、トートバッグです。
修理箇所は、こちら。
表面の塗装が剥がれ、ヒビ割れています。
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- before
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- before
オリジナル金具は、再利用する方向で考えます。
修理の方向性が決まったら、「糸切り職人」で 持ち手 を取り外していきます。
しかし、オリジナル金具を外さないと取れません。
カバンの内側から作業出来るよう、口元の糸をほどいていきます。
鞄の裏側です。
表の【 星 】は、スタッズ だったんですね。
これだけの数、どうやって付けてるのか？
そちらの方が、気になります。
金具は再利用するので、軸の部分を傷めないよう、傘の部分だけ慎重に取っていきます。
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- クイキリで
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- 傘の部分だけ取る
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- うまくいきました。
持ち手 が取れたら、細部のデータを取ります。
持ち手の芯が【 革 】じゃないので、こんな状態になるのも 頷けます。
新たに製作する持ち手は、芯にも【 革 】を使用します。
これだけで、耐久性が何倍も違ってきます。
負担 のかかる所は【 手縫い 】 その他は【 ミシン縫い 】と、使い分けます。
持ち手ベルトの、剣先金具を取付けます。（左の写真）
今回の修理、ここが頭を悩ました箇所でした。
あとは、口元の縫い穴を拾って元に戻したら、終了。
以下の写真は、【 BEFORE 】・【 AFTER 】です。
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- before
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- after
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- before
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- after
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- before
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- after
この度、ピッタリの【 革 】が見つかった事が、一番の勝因だと思います。
もし、同じタイプの修理で、素材探しに困ってる方が居られましたら。
浅草橋の レザーショップ K2 で、購入できますよ。
□ 修理期間：１日
□ 修理費用：￥１２,１００（税込）＋ 材料費
◯ 期間・費用は、作業状況・修理内容によって変動しますので、あくまで目安としてお考えください。
◯ 色の補修は専門外の為、お受けする事ができません。